研究課題/領域番号 |
18KK0413
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
山田 亮祐 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40608626)
|
研究期間 (年度) |
2018 – 2020
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
|
キーワード | 緑藻 / 微細藻類 / 大腸菌 / 酵母 / 共培養 / 代謝 / 微細藻 / 代謝工学 / バクテリア / 光合成 / 発酵 |
研究成果の概要 |
近年、石油資源の枯渇や地球温暖化等の環境問題を背景として、緑藻を用い、CO2からバイオマス資源や有用物質を生産する技術が注目されている。本研究では、緑藻および大腸菌を共培養し緑藻の増殖能を向上させることを目指した。 緑藻および大腸菌を共培養することで、緑藻の増殖能を1.9倍向上させることに成功した。また、共培養時には、以下の理由により、緑藻の増殖能が向上することを明らかにした。1)大腸菌がO2を消費する 2)大腸菌がCO2を生成する 3)大腸菌が緑藻が利用しやすい形態の窒素源を生成する
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、CO2が希薄な条件下において、緑藻および大腸菌を共培養することで、緑藻の増殖能が向上すること、およびその原因を明らかにした。緑藻および大腸菌は、全ゲノムが解読されている、遺伝子組換えが容易である、遺伝子組換えにより種々の有用物質を生産可能である等の特徴を有する。従って、本研究成果は、緑藻および大腸菌を用い、希薄なCO2から、種々の有用物質を高効率に生産する技術へと発展させることが期待できる。
|