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アミロイド性バイオフィルムのマトリクス形成制御

研究課題

研究課題/領域番号 18KK0429
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))

配分区分基金
研究分野 応用微生物学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

杉本 真也  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (60464393)

研究期間 (年度) 2019 – 2022
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
キーワードバイオフィルム / マトリクス / 細胞外アミロイド / Curli / 大腸菌 / プロテアーゼ / 分子シャペロン / ペリプラズム / アミロイド / 菌体外マトリクス / Tail-specificプロテアーゼ / Prc / 作用機序 / ネガティブ・フードバック / 細胞外小胞 / アミロイド線維
研究成果の概要

Curliの主要構成成分CsgAを分解するペリプラズム局在プロテアーゼとしてPrcを同定し、その作用機序の一端を明らかにした。また、ペリプラズムにCsgAが過剰に蓄積することを回避するために、CsgAの発現を転写レベルで低下させるネガティブフィードバック機構と細胞外小胞を介してCsgAを細胞外に排出する機構が存在することを明らかにした。さらに、細胞質においてCurliの産生を調節するDnaKシャペロンの補助因子であるJドメインタンパク質の機能的ヒエラルキーという新しい概念を提唱した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

地球上の微生物の大部分は固体表面に付着し、自身が産生するマトリクス(多糖・核酸・タンパク質・アミロイド線維など)に覆われながら“バイオフィルム”と呼ばれる集合体を形成して生息している。バイオフィルムが生体内や体内留置型医療デバイスの表面に作られると、バイオフィルム中の菌は抗菌薬や宿主免疫に抵抗性を示すため、難治性感染症の原因になる。本研究で得られた成果は、このようなバイオフィルムに関連した感染症の治療法・予防法の開発に繋がる可能性がある。

報告書

(2件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Maintenance of proteostasis in the periplasm by exclusion of amyloid aggregates via membrane vesicles.2021

    • 著者名/発表者名
      Shinya Sugimoto, Yoshimitsu Mizunoe, Yuki Kinjo
    • 学会等名
      EMBO Workshop on Bacterial membrane vesicles: Biogenesis, functions and medical applications
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 大腸菌のペリプラズムにおける菌体外アミロイド形成タンパク質の分解機構の解明2021

    • 著者名/発表者名
      寺澤 友梨香、杉本 真也、山中 邦俊、金城 雄樹
    • 学会等名
      第44回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-02-06   更新日: 2025-01-30  

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