申請者は、植物由来のプレニル化フラボノイドの一種が、歯周病の主要な原因菌であるジンジバリス菌の増殖を抑制できることを見出していた。将来的にプレニル化フラボノイドの有効性をヒト臨床試験で評価するためには、その前段階としてヒト歯周病モデルとなるマウスでの解析が必要である。申請課題では、フロリダ大学のDr Kesavaluが確立した4種の歯周病菌をマウスに同時感染させる新規実験系を習得し、歯周病と全身疾患をプレニル化フラボノイドが抑制できるかをin vivoで確認することで、歯周病や食品機能性解析を横断するフラボノイドの国際共同研究において、著しい発展につなげる。
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