研究課題/領域番号 |
18KK0436
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 広島大学 (2019-2022) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
丸山 史人 広島大学, IDEC国際連携機構:PHIS, 教授 (30423122)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | 非結核性抗酸菌 / Mycobacterium avium / 比較ゲノム / ゲノム疫学 / mycobacterium avium / ゲノム / 病原細菌 / 機能ゲノム / CRISPRi / 抗酸菌 / 進化 / 特異性 |
研究開始時の研究の概要 |
アメリカ、ミネソタ大学の微生物免疫部門に所属し、結核の研究において目覚ましい成果を上げつつあるBaughn博士とともに、互いのゲノム情報解析と機能ゲノム学的な研究の強みを生かして、基課題のゲノム情報学で導かれた3点の発見の普遍性の解明に取り組む。対象としては、近年、日本とアメリカなどの先進国で重要性が結核以上となっている、肺NTM症の原因細菌の一つであるM. aviumを用いる。これまで、Baughn博士の研究室において、機能ゲノム解析手法は、結核で確立してきた。これをM. aviumにおいても確立し、情報学的に見出された候補遺伝子機能を実験的に証明する。
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研究成果の概要 |
全体の渡航を通じて、ミネソタ大学バーン准教授の研究室の複数のメンバーとの交流と、この研究室で保有する機能ゲノム解析関する知識と技術、網羅的な条件 必須遺伝子探索に資するTn-seq, 必須遺伝子の発現抑制が可能なCRISPRi, Mycobacterium属で極めて単純かつ高効率の遺伝子改変技術であるORBITを習得した。 これらの技術は、実施者である丸山が主宰する研究室にも導入され、丸山が代表の基盤研究Aへと引き継がれている。そこで、Mycobacterium aviumへのこれらの 手法の応用を目指して共同が継続されることとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国において習得したTn-seq、CRISPRi、ORBITという異なる機能ゲノム解析は、M. aviumを含むMycobacterium属の一部の遺伝子を効率よく改変することができる。そのため、この技術を日本でも確立することで遺伝子機能と疾患の理解が深まり、本感染症の新たな治療法の開発が期待できる。また、米国との連携が深まったため、このコネクションを活かした国際共同研究の加速が期待できる。
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