研究課題/領域番号 |
18KK0457
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
新垣 雅人 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (30788245)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2021
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | 肺癌 / 内視鏡 / 超音波内視鏡 / 光線力学的治療 / 胸腔鏡 / 細径内視鏡 / Photosesityzer / PDT / レーザー / 5-ALA / マウスxenograftモデル / photosensityzer / rabbit orthotopic model / endoscope / 蛍光マーキング / 光線力学的診断薬 / 蛍光 |
研究成果の概要 |
次世代内視鏡に必要な細径化、蛍光、超音波機能の要素について研究開発に携わった。まず細径内視鏡の開発につきOKファイバーテクノロジー社の細径内視鏡ファイバーとscanning fiber endoscopeとよばれる細径内視鏡を使用し、マウスの気道内観察と光線力学的治療につなげるための予備実験を行い発表した。蛍光に関してはALA,OTL38,Porphysome,PLPと呼ばれる複数の光増感剤を使用し、腫瘍部位の同定、光線力学的治療、また所属リンパ節の同定などが内視鏡で可能かどうかの検証を行い、発表した。超音波内視鏡に関してはそれを用いた新し内視鏡下肺動脈血栓塞栓症の治療を開発し発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
内視鏡は現在医療においてすべての臓器・専門分野で重要な役割をしており、診断や治療に欠かせないツールである。内視鏡は患者の負担が少なく病変に到達し、病変や術野の拡大視により診断・治療を行う以外にも超音波や蛍光を利用することによりより多くの情報や治療デバイスとしての可能性を拡大している。この分野の進歩は診断効率の向上と医療の低侵襲化に大きな影響をあたえ、患者への貢献度は大きい。具体的には肺癌領域において、内視鏡の細径化はより抹消の病変へのアプローチを可能にし、さらにはそこに対する低侵襲な光線力学的治療の遂行を可能にするかもしれない。その理想的な低侵襲肺癌治療の基礎的研究を行えたこと意義は大きい。
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