| 研究課題/領域番号 |
18KK0458
|
| 研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
|
| 配分区分 | 基金 |
| 研究分野 |
基盤・社会脳科学
|
| 研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
阿部 学 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (10334674)
|
| 研究期間 (年度) |
2019 – 2024
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
|
| 配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
|
| キーワード | 遺伝子改変ラット / ドーパミン / ゲノム編集 / コンディショナル遺伝子発現制御 |
| 研究開始時の研究の概要 |
遺伝子改変ラットを用いた青班核ノルアドレナリンニューロンからのドーパミンシグナル伝達機構及び新奇体験による記憶保持の強化の分子機構の解明を目的とする国際共同研究をデンマークAarhus大学DANDRITE研究所の竹内倫徳博士と共に計画した。基課題にて開発されたコンディショナル低分子タグ発現カセットを用いたドーパミン受容体、ドーパミン生合成酵素等を標的としたノックインラットを作製して標的タンパクの発現、動態解析と行動試験を竹内研究室で行い、基課題の研究の発展性を実証しつつ本課題の目的を達成する。また、記憶保持の強化過程の解析に有用なcFos-tTAノックインラット系統の解析も行う。
|
| 研究成果の概要 |
研究代表者は遺伝子改変ラットを用いた青班核からのドーパミンシグナル伝達機構及び新奇体験による記憶保持の強化の分子機構の解明を最終目的とする国際共同研究を計画した。本研究により革新的なゲノム編集技術であるAAV-GONAD法を開発し、ドーパミンシグナルや記憶学習の解析に有用な多数の遺伝子改変ラットを作出することができた。また、新規ラットES細胞の樹立とラット作製に関わる発生工学的な新技術の確立に成功したことから、最終目的の達成には至らなかったが関連する多くの成果を挙げることができたと考えられる。 (なお申請システムの制約上、渡航期間について最小値を入力したが実際は渡航が行われていない。)
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発されたAAV-GONAD法はラットだけでなくマウス(および他の動物種)にも適用可能な長鎖ノックイン動物作製技術であるため、生命科学研究の発展について非常に重要な学術的意義を有している。また、神経科学研究に有用な各種の遺伝子改変ラット作製に伴い、新規ラットES細胞の樹立や、胚盤胞補完法によりマウス体内でラット精子を作り出すという発生工学的な新技術の開発にも成功したことから、複雑な遺伝子改変ラットを低コスト、かつ容易に樹立できる環境を整備したと言える。さらにこれらは生殖医療などにも応用できる可能性のある技術であり、社会的意義も大きいと思われる。
|