研究課題/領域番号 |
18KK0463
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 (2020-2022) 広島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
細井 徹 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 教授 (40379889)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
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キーワード | レプチン / レプチン抵抗性 |
研究成果の概要 |
肥満の原因としてレプチンが効きにくくなること、すなわちレプチン抵抗性の形成が関わる。私たちは、今までにレプチン抵抗性の原因として小胞体ストレスが関与することを明らかにしてきた。本研究では、小胞体ストレスによるレプチン抵抗性形成機構について検討した。その結果、小胞体ストレスセンサータンパク質の一つであるIRE1αがOB-Rレプチン受容体と相互作用し、レプチンシグナルに影響を与えることが明らかになった。また、小胞体ストレス/慢性炎症時にグリア細胞から遊離されるグリア由来因子が、OB-Rレプチン受容体活性に影響せずにレプチンシグナルの下流の経路に作用してレプチン抵抗性を惹起することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満は生活習慣病などの原因となることが知られており、肥満の発症機構を明らかにすることは、それらの疾患の予防や治療薬開発において重要である。本研究で明らかにした肥満のメカニズムに関する基礎的知見は、これらの疾患発症予防や治療に貢献できる可能性がある。
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