研究課題/領域番号 |
18KT0013
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
人工物システムの強化
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
伊原 彰紀 和歌山大学, システム工学部, 講師 (40638392)
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研究分担者 |
石尾 隆 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (60452413)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | コードレビュー / ソフトウェア保守 / ソーシャルコーディング / プログラム解析 / コーディング規約 / ソフトウェア工学 / ソフトウェア検証 / リファクタリング / プログラム自動修正 / ソフトウェア保守技術 / ソースコード検証 / SECIモデル |
研究成果の概要 |
本研究課題は,超長寿命ソフトウェアの実現に向けて,ソーシャルコーディングにおいてソフトウェア品質を強化する開発者らに共通する実装方法を明らかにし,それらをルールとして形式化する手法を開発した.さらに,組織の習慣,技術の動向に合わせて自律的にルールを更新する手法を開発し,継続的なソフトウェア保守技術を確立した.具体的には,ソフトウェア部品単位の理解容易性を高めるための局所的な保守性の強化技術,また,設計されたソフトウェアの全体構造を維持するための大域的な保守性の強化技術を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題が対象とするソフトウェアの改善提案は,検証前のソースコード,言い換えると,下書き段階のソースコードであり,ソフトウェアに採用されなかったソースコードも含む.ソフトウェア工学分野における多くの研究は,ソフトウェアのリリース後のソフトウェア部品の修正を対象としているため,本研究課題の学術的意義は高い.また,本研究課題は,Linuxのように人間の寿命を超えて開発が継続する超長寿ソフトウェアの実現に向けて,開発者が入れ替わり,新たな機能,技術が導入される中でもソフトウェア製品の保守作業の指針を柔軟に改定することで高い品質を維持する技術であり,社会的意義が高い.
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