研究課題/領域番号 |
18KT0027
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
複雑系疾病論
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
斉木 臣二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00339996)
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研究分担者 |
笹澤 有紀子 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (20594922)
赤松 和土 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60338184)
舩山 学 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70468578)
石川 景一 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90733973)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2020年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | パーキンソン病 / バイオマーカー / オートファジー / ポリアミン / ジアセチルスペルミジン / スペルミン / スペルミジン / miRNA / 遠隔効果 / 神経変性疾患 |
研究成果の概要 |
PD患者群ではジアセチルスペルミジン、モノアセチル化体4種、スペルミジンが有意に増加している一方、スペルミンは減少していることを発見した。これらの代謝物のうち、ジアセチルスペルミジンはPDの重症度に相関して上昇していた。さらにポリアミン7種の各濃度により高確率でPDを診断できることがわかり、バイオマーカーとしての有用性を実証できた。またPD患者では黒質ドパミン神経細胞だけでなく、他の神経軸索ネットワークも障害されているとされるがMRI像の脳の軸索変化とジアセチルスペルミジン値の関係を検討したところ、ジアセチルスペルミジンが高いほど脳の軸索障害が強いことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、パーキンソン病患者における血清ポリアミン代謝産物の濃度変化は、新たなパーキンソン病診断バイオマーカーとしてだけでなく、疾患重症度を推定することを可能とするサロゲーティングバイオマーカーとしての有用性が確認された。現在臨床応用のため、測定条件などの詳細な検討を進めている。
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