研究課題/領域番号 |
18KT0035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
オラリティと社会
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研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 |
研究代表者 |
小磯 花絵 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (30312200)
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研究分担者 |
大武 美保子 国立研究開発法人理化学研究所, 革新知能統合研究センター, チームリーダー (10361544)
春木 良且 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (80277954)
田中 弥生 神奈川大学, 国際日本学部, 非常勤講師 (90462811)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 共想法 / 修辞ユニット分析 / 認知機能 / アーカイブ / コミュニケーション / 映像アーカイブ / 共想法によるコミュニケーション / 地域コミュニケーション |
研究成果の概要 |
本研究では,1) 地域生活などを伝える映像コンテンツを活用した共想法に基づき高齢者が語り合う場を作り出し,2) それを記録した上で共想法談話の特徴を修辞ユニット分析に基づき分析するとともに, 3) 高齢者の認知機能活性化の効果を検証した。また,4) 地域の映像データのアーカイブ化として,地方自治体の映像の整理を行うためのプラットフォームを作成し,地方で活躍する組織や人々の活動を紹介する地方創生ポータルサイトとして運用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
共想法による認知機能活性化効果として言語流暢性の向上を明らかにしたこと,また,発言に含まれる単語数に対する単語種類数の関係に関わる指数と総合的認知機能が相関することなどを明らかにした点に学術的意義がある。 コロナ禍でコミュニケーション不足が深刻化する中,遠隔会話支援システムを用いた共想法を通して高齢者が会話する機会を定期的に設けることができた点,また過疎地を中心とする地方自治体が自身で地域活動を紹介するためのプラットフォームを作成し,地域創成ポータルサイトとして運用できた点に,社会的意義がある。
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