研究課題
基盤研究(B)
(1)栽培技術の高度化に向けて,11-12℃で種子を保存すると発芽力を高く維持できることが明らかになった。また,痩せ地でもカリ吸収能は高いことから,窒素やリンの供給が課題であり,土着の窒素固定菌やアーバスキュラー菌根菌の活用により成長が促される可能性が示された。(2) サゴ澱粉の活用に向けては,乾燥方法よって粘度を制御できること,添加する穀粉の種類によって小麦製品に代わる食品加工が可能になることが明らかになった。(3) 小農レベルで商品価値を高めるためには,サプライチェーンの効率化が課題であり,成長市場の要件を満たす商品の製造のために必要な知識をサゴ農家に提供する必要があると考えられた。
アジア・オセアニアに分布する澱粉資源植物サゴヤシは,気候変動や不良環境に適応し,食用澱粉の生産,アレルギー対応食品の製造,バイオ燃料の原料として期待されている。最近は,withコロナのニューノーマル社会,SDGs対応に向けて需要が高まっている。本研究では,小規模農家によるサゴヤシの商品作物化に向け,サプライチェーンの上流から下流へと全体的な効率性を高めるため,資源の持続的な活用を前提とした栽培技術の改善,従来の主食や伝統的製菓材料としてだけなく機能性食品の加工技術など,価値を付加する上で成長市場の要件を満たす品目の製造に必要な知識と技術をサゴ農家に提供することができた。
すべて 2023 2022 2021 2020 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (10件) 雑誌論文 (18件) (うち国際共著 18件、 査読あり 18件、 オープンアクセス 18件) 学会発表 (41件) (うち国際学会 15件、 招待講演 11件) 図書 (6件) 備考 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
Tropical Agriculture and Development
巻: 67
Planta Tropica
巻: 11
Journal of Applied Biology and Biotechnology
巻: 10 ページ: 21-34
10.7324/jabb.2022.100204
Tropical Ecology
巻: - 号: 4 ページ: 596-603
10.1007/s42965-022-00233-1
Plants
巻: 11 号: 5 ページ: 710-710
10.3390/plants11050710
Agriculture
巻: 11 号: 11 ページ: 1161-1161
10.3390/agriculture11111161
Sago Palm
巻: 29 ページ: 39-47
Agrosystems, Geosciences & Environment
巻: 4 号: 3
10.1002/agg2.20191
Reviews in Agricultural Science
巻: 9 号: 0 ページ: 143-156
10.7831/ras.9.0_143
130008065225
Plant Production Science
巻: 24 ページ: 65-72
Journal of the Saudi Society of Agricultural Sciences
巻: 19 ページ: 37-42
Journal of International Logistics and Trade
巻: 18 ページ: 159-167
巻: 28 ページ: 49-55
巻: 23 号: 1 ページ: 114-128
10.1080/1343943x.2019.1698968
巻: 24
SAGO PALM
巻: 26(2) ページ: 37-43
巻: in press 号: 1 ページ: 37-34
10.1016/j.jssas.2018.05.004
巻: 26(1) ページ: 1-12
https://icrea.agr.nagoya-u.ac.jp/jpn/events/seminar/201802os.html
https://www.assia.nagoya-u.ac.jp/events/post_4.html