研究課題/領域番号 |
18KT0050
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
情報社会におけるトラスト
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
林 優一 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (60551918)
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研究分担者 |
藤本 大介 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (60732336)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 電磁波セキュリティ / 計測セキュリティ / 真正性保証 / 故障利用解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、実世界センシングにより得られる情報の真正性を保証するために(1)センサ入力部におけるデータの改ざんに対抗するためにセンサ周囲の電磁界を認証情報として用い、データの真正性を保証する技術を開発すると共に(2)センサ内部及びデータ伝送時の改ざんに対抗するため、機器内部の電磁界分布をモニタリングすることで改ざんの予兆を検出すると共にデータの真正性を保証する技術を開発した。また、(3)センサを搭載したデバイス自体を置き換えて値を改ざんする脅威に対し、センシングデバイスが有する物理特性を認証情報として用い、デバイスの真正性を保証する技術の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
センシングを行う過程で得られる値の真正性については十分な議論がなされておらず、意図的な妨害波などを通じてセンシング過程において情報改ざんが行われた場合、上位レイヤにおける情報保護技術による検出は困難であり、センシング情報を基に創出されるサービス全ての信頼性を著しく低下させる新たな脅威となり得る。 本研究では、センシング情報の改ざんを行いIoTシステム全体のセキュリティを低下させる脅威に対抗するために、情報セキュリティ、環境電磁工学、集積回路工学の3分野の知見を併せ、ハードウェアレベルで真正性の保証されたセンシング情報を提供する技術開発を行った。
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