研究課題/領域番号 |
18KT0062
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
人工物システムの強化
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
渡邉 康一 九州大学, エネルギー研究教育機構, 准教授 (30811799)
|
研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | マルチローターシステム / レンズ風車 / クラスタ化 / マルチロータ―システム |
研究成果の概要 |
大型化を続ける風車の製造開発や社会受容性の問題解決のため、複数の風車を集めたマルチロータシステムを研究した。風車にレンズ風車を用いると、基数を増加させるほど出力性能を増加させられることを明らかにした。これは風車間のGAPフローの効果で、大型の風車を1基設置するよりも、小型のレンズ風車をクラスタ化して設置したほうが高い発電能力が得られ、空力弾性、および構造強度面からの要請にも柔軟に対応できることを意味する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで風車で高い発電性能を得るためには、単基(シングル)風車を大型化させる方法がとられてきた。本研究で得られた成果は、レンズ風車を複数集めてクラスタ化することで、流体力学的に相乗効果を生み出して発電能力を高められること、また、その効果は基数が多くなるほど高まることを明らかにしたことである。この方法を採用することで、大型1基よりも、小型のクラスタ風車のほうが高い発電能力が得られる上に、空力弾性、および構造強度面からの要請にも柔軟に対応でき、故障にもロバストなシステムとできる。
|