研究課題/領域番号 |
18KT0075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
オラリティと社会
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研究機関 | 立教大学 (2022) 千葉大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
鶴田 幸恵 立教大学, 社会学部, 教授 (00457128)
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研究分担者 |
黒嶋 智美 玉川大学, ELFセンター, 准教授 (50714002)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 性同一性障害 / 精神医療 / 会話分析 / ジェンダー / トランスジェンダー / 活動家 / インタビュー / セクシュアリティ / 診断 / 面接 / 診察場面 |
研究実績の概要 |
本年度も昨年度同様に、東京にあるメンタルクリニックにおいて収集した性同一性障害のカウンセリング(面接)場面の会話分析研究を行なった。今回注目したのは、精神科医、臨床心理士によるオピニオン(意見書)のための質問・応答連鎖における、医療者側の患者からの情報提供に対する受け止めの方法であり、その位置でPC(診療記録)への入力が行われる場合と、行われない場合をそれぞれ分析した。その結果、PC入力を行なう行為は、患者から提供された情報の新規性と、GIDに関連する情報を明確に区別する実践であることが示唆された。本結果については、8月に開催された国内の会話分析発表会で暫定的な分析を発表し、有益なコメントをいただくことが出来た。また、本研究は、2023年度6月に開催される、国際会話分析学会でも発表予定である。分析を進めるにあたり、事例集の拡張を行なうため、該当箇所のトランスクリプトの精緻化の作業を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウィルスの影響で対面による研究会合の機会がなかなか作れなかったが、研究メンバーが各自で分析を進めることで、国際学会での発表の機会も得られた。
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今後の研究の推進方策 |
6月の国際学会での発表に向けて事例集の拡張を引き続き行うと同時に、分析内容の精緻化を行いたい。発表後はその内容を論文の形にまとめて、年度内に国際ジャーナルに投稿出来るように準備をする予定である。
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