研究課題/領域番号 |
18KT0085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
オラリティと社会
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研究機関 | 公立はこだて未来大学 (2021) 国立情報学研究所 (2018-2020) |
研究代表者 |
坂井田 瑠衣 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90815763)
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研究分担者 |
名塩 征史 広島大学, 森戸国際高等教育学院, 講師 (00466426)
遠藤 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40724422)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 身体動作 / 行為連鎖 / 共鳴 / 相互行為分析 / マルチモダリティ |
研究成果の概要 |
本研究では,共在状態での相互行為における参与者の身体動作が,他者の音声発話や身体動作との間にいかなるペア構造(連鎖構造)を構成し,相互に共鳴するためのメカニズムとして機能しているかを,相互行為分析によって明らかにし,場面横断的に考察した.さまざまな社会的場面において収録されたデータの相互行為分析を踏まえ,それらの場面で見られた「共鳴」のあり方を横断的に検討した結果,「現象としての共鳴」と「状態としての共鳴」という2つの単位で共鳴を記述することができるのではないかという方向性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の相互行為研究では主に音声発話の連鎖構造が扱われてきたのに対し,本研究では身体動作の連鎖構造を扱った.発話連鎖の研究においては,主に社会学の観点から発話連鎖の社会的規範を記述することが目指されてきたが,身体動作が相互行為連鎖の構成要素としてどのような機能を果たしうるのかは十分に明らかになっていない.この点を解明するために,本研究では,これまで社会的相互行為論だけでなく認知科学,生態心理学,言語学の立場から身体動作による相互行為を研究してきた研究代表者および研究分担者が共同し,身体動作のペア構造がもたらす相互共鳴のメカニズムに迫った.
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