研究課題/領域番号 |
18KT0097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
情報社会におけるトラスト
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
山本 祐輔 静岡大学, 情報学部, 准教授 (50625431)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 情報の信憑性 / 批判的情報探索 / 情報検索 / インタラクション / ウェブ / 情報リテラシー / インタラクションデザイン / ヒューマンファクター / ウェブ情報の信憑性 / 意志決定 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,ウェブ検索・閲覧を行うユーザが自分自身で情報の信憑性(確からしさ)を判断できるよう,ユーザ自身の信憑性判断能力を高め,自律的・能動的な信憑性判断を促進する情報インタラクション技術の研究開発を行った.具体的には,以下の3つの項目について研究を行った:(1) 批判的にウェブ情報の信憑性を判断する/しないユーザに特有のウェブ検索行動の分析,(2) 批判的な情報探索の必要性を感じさせ情報の精査行動を促す,ナッジを活用した情報探索インタラクションの開発,(3) 貪欲な情報探索を促す「問いかけ」インタラクション技術の開発
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウェブ情報は玉石混淆である.それゆえ,信憑性を意識したウェブ情報検索・閲覧は重要な課題である.フェイクニュース等の誤ったウェブ情報を自動検出する技術が開発されつつあるが,計算機の力を持ってしてもウェブ上の誤情報を完全に見抜くことは容易ではない.本研究課題では,ユーザ自身の情報精査能力や態度を高めることに着目することで,誤ったウェブ情報の取得やそれによる誤った意思決定の回避に貢献できる知見を得た.これらの知見は,情報技術の過度なユーザ適応が進む中で,ユーザの情報技術・ウェブ社会に適応する力を高めることにも寄与する.本研究課題の研究成果が今後のウェブ社会に与えるインパクトはきわめて大きいと考える.
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