研究課題/領域番号 |
19021026
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村井 倫子 (加藤 倫子) 京大, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (40322151)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
|
キーワード | snRNA / デジタル解析 / 分子ディスプレイ |
研究概要 |
多種生物のゲノム配列解析が完了し、分子レベルでの生命の理解や細胞内外の生体物質の相互作用の解明が進みつつある。そういう時代の流れの中で、生命現象を真に理解するためには、その生命を担っている細胞を一つの単位として、一細胞に含まれるタンパク質、DNA、RNA、糖などの生命分子の時空間での網羅的かつ定量的解析が必要である。その中でも近年のゲノム解析から、多くのsnRNAの存在が確認され、それが、mRNAへの転写制御、タンパク質への翻訳制御、さらには遺伝子の発現制御にも関わり、生体内で重要な役割を果たしていることが、明らかになりつつある。 本研究では、このsnRNAの機能解析および細胞内分子間相互作用を解明するため、RNA分解酵素の分子認識機能を応用し、RNA結合能力のみを残して触媒部位を変異させた変異体RNase1を酵母表層工学を用いて酵母表層にディスプレイし、その酵母をsnRNA分子キャッチャーとして用いた。まず、作製した酵母snRNAキャッチャーがRNA結合能力を有しているかを検討するため、蛍光標識した合成RNAに対する結合アッセイを行った結果、効率的にRNAを結合させた後、回収することが出来た。現在は、次年度の計画研究である、回収したRNAの定量解析に向け、ナノフローHPLCによる定量とMSによる同定分析の条件を検討中である。
|