研究課題/領域番号 |
19022022
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤内 謙光 大阪大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30346184)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 有機塩 / 超分子クラスター / 機能性ナノ空間 / 単結晶X線構造解析 / 固体光物性 / 構造変化 / ダイナミックデバイス / 超分子ポリマー / 単結晶 X 線構造解析 / 超分子ボリマー |
研究概要 |
本研究では、有機酸とアミンからなる有機塩において形成される超分子クラスターを階層的に組み上げ、高次構造である三次元ネットワーク状超分子ポリマーを構築する。形成される空間への化学刺激(化学種の吸着・脱離)、または物理刺激(熱・圧力)による構造変化に伴って、固体光物性(色調・発光挙動・非線形光学特性)のダイナミックな変調が可能な、革新的機能をもつデバイスの創成を目的とする。超分子化学や光化学における知見を融合させ、さらにこれまで我々が培ってきたインターカレーション現象や多形転位といった有機結晶における動的現象を導入することによって、ダイナミックデバイスの創成を行う。以下に得られた結果を列挙する。 1)新たに多環式芳香族スルホン酸分子を合成し、アミンと組み合わせること新規の有機塩を作成した。 2)作成した有機塩を用い、これまで得られなかった包接結晶が形成された。これらを用い、発光分光を行ったところ大きく長波長シフトしていることがわかった。 3)また、包接結晶からゲスト分子を脱離させることでナノ空間を創出し、様々なゲスト分子を可逆的に取り込ませることができた。さらに同時に起こる分子の再配列によって、動的に発光波長および強度を変換することが可能となった。 4)最後に研究の総括を行った。
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