研究課題/領域番号 |
19024012
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
吉田 紀彦 埼玉大学, 総合情報基盤機構, 教授 (00182775)
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研究分担者 |
下川 俊彦 九州産業大学, 情報科学部, 教授 (60301347)
楢崎 修二 長崎大学, 工学部, 准教授 (80253475)
松本 倫子 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (90447277)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2008年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 分散システム / 情報ネットワーク / 分散情報共有・配信 / ピアツーピアネットワーク / コンテンツ配信ネットワーク |
研究概要 |
将来的な大規模分散情報共有・配信の基盤をコンテンツ配信ネットワーク(以下CDN)とピアツーピア(以下P2P)を有機的に統合する形で、しかも適応系として構築することを目指して、過去の研究成果も踏まえて、本年度は以下1のような成果をあげた。(1)P2Pネットワーク、および関連の深いセンサネットワークの効率化に向けて、クラスタを1自律形成して自己組織化する方式を考案し、シミュレーション実験で有効性を検証した。成果は学術誌論文3編などで公表し、上梓した英文専門教科書にも反映させた。(2)ネットワークも含む分散システム一般について、設計方式および検証方式の高度化を抽象モデリングの方向から考察し、成果を学術誌論文1編、国際会議論文4編などで発表した。(3)理論やシミュレーションの成果を実用展開するプラットフォームを仮想マシンの移送複製技術によって構築する基盤を固め、成果は国際会議招待論文として結実した。(4)実地検証および具体的な応用展開に向けたプロバイダなどとの連携協議を開始した。目論見を越える成果を挙げることができ、成果発表に関わる国内旅費および海外旅費が当初の予定を上回ったが、高い評価を得ることができた。
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