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空間情報基盤の安定的な構築・維持のための自律分散的地域コミュニティの構築デザイン

研究課題

研究課題/領域番号 19024025
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京大学

研究代表者

柴崎 亮介  東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (70206126)

研究分担者 今井 修  東京大学, 空間情報科学研究センター, 特任教授 (80401305)
関本 義秀  東京大学, 空間情報科学研究センター, 特任講師 (60356087)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2008年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード地理空間情報 / 自律分散 / データ流通 / 制度設計 / 産学官連携 / 空間情報基盤 / 自立的整備・更新スキーム / 公共的ビジネスモデル / 事業収支 / 事業採算
研究概要

情報爆発の解決の1つの方向性として、情報の意味論レベルでの構造化に関する研究が進められている。これは単に所与の情報を構造化するだけでなく情報作成者に一定の努力を期待することにより構造化のレベルを進化させ、社会全体の便益を増大させるとともに自律分散的な情報流通の仕組みを構築しようとする活動であるとも言える。
場所に関する情報(空間情報)も情報爆発の例外ではなく、構造化もさることながら構造化のための基盤の構築・維持がユビキタス社会、センサーネットワーク時代に向けてますます重要になることは明らかである。現時点でもいくつかの企業が空間情報基盤(となる地図)を提供しているが、web上のサービスは個々の業務システムには組み込めなかったり、そもそもそうした情報は自治体が作成した空間情報を基に作成している一方で他の部署ではそれを製品として購入したりと社会的な不都合・不経済を生じている。
そこで、本研究では「地方自治体の地理空間情報の共同整備」に焦点をあて、(1)地域における将来像の構築方法(2)地域内の現状の把握方法(3)現状から将来へ進めるためのマイルストンの3点を柱として、検討すべき項目や各項目のオプションなどを明らかにする共同整備の計画手法を「地理空間情報に関する地域共同整備推進ガイドライン」という形で取りまとめた。
本ガイドラインを構築するにあたり、総務省自治行政局、(財)地方自治情報センター、とともに共同事務局として、都道府県・市町村・その他関係機関の委員約20名から構成される「統合型GIS共同化研究会」を6回開催し、意見を集約した。また、その中で全国の都道府県・市町村1852に対して共同整備に関するアンケート調査を行い89%の回収ができ、高い関心が得られるとともに全体の傾向を踏まえた上で決めることができた。さらに最終的には総務省を通じパブリックコメントを行い、行政外の関係者の意見も広く集約することができた。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 地理空間情報活用推進基本法と空間情報社会の展望2007

    • 著者名/発表者名
      柴崎亮介
    • 雑誌名

      JACIC情報 87号

      ページ: 1-13

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 地理空間情報の広域共同整備によるコスト削減効果とその試算2008

    • 著者名/発表者名
      山本尉太, 溝淵真弓, 関本義秀, 中村秀至, 柴崎亮介
    • 学会等名
      第17回地理情報システム学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-10-24
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 地理空間情報の整備における共同化の効果とリスクに関する考察2008

    • 著者名/発表者名
      中村秀至, 関本義秀, 山本尉太, 溝淵真弓, 柴崎亮介
    • 学会等名
      第17回地理情報システム学会講演会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-10-24
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 全国自治体ウェブサイトにおける公開地図サービスの実態に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      澁木猛, 李ヨンジュ, 関本義秀, 柴崎亮介
    • 学会等名
      第17回地理情報システム学会講演会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-10-24
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] Analysis of current status and future tendency for development of sustainable e-Local Government in prefecture2008

    • 著者名/発表者名
      Takayuki Koga, Ryosuke Shibusaki, Yoshihide Sekimomo, Takeshi Shibuki
    • 学会等名
      Proceedings of Asia GIS
    • 発表場所
      韓国・プサン
    • 年月日
      2008-09-26
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] GISと衛星測位による時空間情報ビジネスについて2007

    • 著者名/発表者名
      柴崎亮介
    • 学会等名
      第2回衛星測位と地理空間情報フォーラム(主催:(財)衛星測位利用推進センター)
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2007-12-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 地理空間情報活用推進基本法入門(東京大学空間情報科学研究センター寄付研究部門「空間情報社会研究イニシアティブ」/編著)2008

    • 著者名/発表者名
      柴崎亮介/監修 今井修、関本義秀、その他
    • 総ページ数
      268
    • 出版者
      日本加除出版株式会社
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考] 東京大学空間情報科学研究センター寄付研究部門「空間情報社会研究イニシアティブ」HP

    • URL

      http://i.csis.u-tokyo.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2018-03-28  

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