研究課題/領域番号 |
19031022
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高橋 良彰 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (40188066)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2008年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2007年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | ポリアルギン酸ナトリウム / ゼラチン / 相互進入網目 / 弾性率 / ポリビニルアルコール / ポリアルギン酸 / 相互侵入網目 |
研究概要 |
市販クックゼラチン(森永)と重合度650のAlgを用い、それぞれの水溶液と混合溶液の固有粘度[η]を添加塩系(NaCl)で測定した。Algの[η]は、添加塩濃度(Cs)の増加とともに小さくなったが、ゼラチンの[η]はCsによらずほぼ一定値となり、ゼラチンは解離していないことが明らかになった。また混合系の[η]は、単純に二つの試料の平均値となる、すなわち、お互いの広がりに影響を及ぼしあわないことが明らかになった。 ゼラチンの[η]の温度依存性を測定し、室温での値を外挿して求め、ゼラチンの均一ゲル形成可能な下限濃度C*_<Gel>, との積を求めたところ1.5程度だった。 高分子鎖が互いに重なりだすとすぐに均一なゲルが形成されるといえる。またAlg約0.3wt%のセミIPNでも下限濃度が、ゼラチン単独ゲルの場合とほとんど同じ値になったことから、ゼラチンのゲル化にAlgは影響しないことが明5かとなった。現在組成や添加塩濃度を系統的に変えた測定を継続している。
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