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二個のヒッグス二重項模型でのCP対称性の破れ

研究課題

研究課題/領域番号 19034006
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関大阪大学

研究代表者

窪田 高弘  大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80161678)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード輻射補正 / ヒッグス粒子 / トップクオーク / 極低温中性子 / 時間反転不変性 / 超対称性 / D-パラメーター
研究概要

極低温中性子を用いた低エネルギーでのT-odd非対称性測定の実験データを、理論的に分析するための基礎として超対称性理論を念頭に置いているが、まずその準備としてtwo-Higgs doublet模型における精密測定実験の制約を研究した。既存のLEPやTEVATRONのデータでは、top quarkの質量が171-172GeVと、従来よりもやや低目になりつつある。一方でビッグス粒子の質量の下限は現在のところ114 GeVである。そこで標準模型ならびにtwo-Higgs doublet模型での輻射補正の計算結果を用い,これらの制約が現在どこまで許されるかを計算機で調べた.計算は,1980年のMarciano-Sirlinのやり方を踏襲し、さし当たり1-1oopの範囲内でQCD補正は無視した解析を行った。その結果,標準理論ではすでにtop quarkの質量とHiggs粒子の質量の下限は両立し難い状況にあることが明らかになった。一方two-Higgs doublet模型で,2個のCP-evenのヒッグス粒子の質量をほぼ同じであると仮定して,荷電ヒッグス粒子とCP-oddのヒッグス粒子の質量が許容される領域を計算機で探索した。その結果、これらの粒子の質量が許容される領域に特徴的なパターンがあることが分かり、またその領域は現在の実験データからは強い制限を受けないものであることも分かった。これらの知見は、極低温中性子崩壊のT-odd非対称性を分析する際のパラメータの設定に大いに役に立つと期待している。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Exact Solutions and the Attractor Mechanism in Non-BPS Black Holes2007

    • 著者名/発表者名
      K, Hotta・T, Kubota
    • 雑誌名

      Progress of Theoretical Physics 118

      ページ: 969-981

    • NAID

      110006473324

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 非対称ブラックホールにおけるアトラクター機構2007

    • 著者名/発表者名
      堀田暁介、窪田高弘
    • 学会等名
      日本物理学会第62回年次大会
    • 発表場所
      北海道大学札幌キャンパス
    • 年月日
      2007-09-22
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] New Analytic Solutions for Non-BPS Black Holes and the Attractor Me chanism2007

    • 著者名/発表者名
      窪田高弘
    • 学会等名
      International Workshop 2007, The 21st Gentury COE Program "Towards a New Basic Science"
    • 発表場所
      大阪大学基礎工学部
    • 年月日
      2007-09-11
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2018-03-28  

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