研究課題/領域番号 |
19036018
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
柿沼 喜己 愛媛大学, 農学部, 教授 (80134394)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2008年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | ATPase / 回転モーター / ナトリウム / イオン / 腸球菌 |
研究概要 |
腸球菌ナトリウム輸送性V-ATPaseによるイオン輸送は、イオン結合性回転ロータリングリングKとイオンチャネルIとの相互作用により行われる。イオン輸送メカニズムについて、Na+の交換反応の解析を通じて考察した。 精製NtpKリングに結合した^<22>Na^+に対するNa^+による交換反応を調べたところ、交換反応は一相性であり、かつ速度はKexchange=0.06min^<-1>の値を示した。この値は、V_0V_1ATPアーゼのNtpKリングのNa^+結合の交換反応が示す三相性 (Kexchange=>1.7min^<-1> ; Kexchange=0.16min^<-1> ; Kexchange=0.05min^<-1>) の値、V_0V_1ATPアーゼにATPを添加した場合に観察される二相性の値(Kexchange=>4.8min^<-1> ; Kexchange=0.05min^<-1>) と大きく異なっていた。V-ATPアーゼ・F-ATPアーゼ間で共通するイオン輸送メカニズムについては、one channel modelかtwo channel modelかが議論になっており、本酵素V-ATPアーゼのメカニズムとしてNa^+あるいはLi^+が直接外液から回転リングに作用するone channel modelの可能性が推定されていた。この結果は、他のATPアーゼの知見を考え合わせて、回転に伴って逐次イオンが輸送されるtwo channel modelを協力に支持するものである。
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