研究課題/領域番号 |
19038014
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
多田 高 京都大学, 再生医科学研家所, 准教授 (30188247)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2008年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | ES細胞 / Nanog / 細胞融合 / 染色体除去 / 再プログラム化 / ヒストンバリアント / クロマチン / 再プロダラム化 |
研究概要 |
iPS細胞の出現後、作製技術の開発には目覚ましいものがある。しかし、クロマチン構造が親密に関係する分子機構の解明はほとんど成されていないのが現状である。 1) iPS細胞の出現におけるケミカルコンパウンドの効果 iPS細胞の作製効率を上げる小分子ケミカルコンパウンドとして以下のものを含むいくつかが報告された。その検証によりクロマチン分子機構の解析を試みた。VPA(Histone deacetylase inhibitor) ; 遺伝子を全体的にアセチル化しオープンクロマチン構造に寄与すると推測された。マウス初代繊維芽細胞(MEFs)を処理すると、副作用で細胞が死滅した。BIX(G9a inhibitor) ; ヒストンメチル化酵素であるG9aの阻害剤で細胞を処理すると、副作用で細胞が死滅した。MEK & GSK3b inhibitors(pluripotent ground state) ; 効果的に再プログラム化を誘導すると言われているが、特殊な培養液との組み合わせが必要であり、その準備を行っている。 2) Nanogの再プログラム化における役割 MEFsが外来性の因子、Oct4, Sox2, Klf4(c-Myc)によりiPS細胞に再プログラム化される過程における多能性コア因子Nanogの役割を解析する目的で、Nanogの発現をinducibleに調整可能なトランスジェニックマウスの作製に成功した。今後、このマウスを用いて、体細胞のiPS細胞化におけるNanogの役割を明らかにする予定である。
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