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鳥類の生殖腺の性決定遺伝子の同定と性分化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19040016
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

吉岡 秀文  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40191548)

研究分担者 笠原 恵  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (20243347)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
2008年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード鳥類 / 生殖腺 / 性決定遺伝子 / HINT-W / HINT-Z / FET-1 / W性染色体 / 性分化
研究概要

鳥類と哺乳類の生殖腺で多くの共通な相同遺伝子が発現しており、形態的にもほとんど同じ発生を示すことから、両者の間には共通なメカニズムが存在すると容易に想定できる。しかしながら、性染色体の構成が哺乳類ではXX-XYであるのに対し、鳥類ではZW-ZZである。鳥類の性決定機構の解明のため、Z性染色体上のHINT-Z, W性染色体上に存在するHINT-W, FET-1性決定候補遺伝子の機能解析を行った。目的遺伝子を組み込んだ組み換え遺伝子を初期ニワトリ胚の予定生殖領域に発現させ、性分化時期の生殖腺のSox9, Aromataseの雌雄のマーカー遺伝子発現と形態変化を解析した。HINT-Zが活性部位を保持しているのに対してHINT-Wはその部位が変異しているためドミナントネガティブ型として機能することが構造上予想された。その結果、活性を示すHINT-Z/HINT-Zホモダイマーが量依存的に雄化を引き起こすのに対して、雌では、HINT-WがHINT-Zとヘテロダイマーを形成することでその活性を抑制し、雌化が引き起こされることを見出した。鳥類では雄がデフォルトで、雄化を阻害することで雌化の方向に進むこと示唆した。さらに、この性決定メカニズムの雌化の下流因子としてFET-1が機能することも明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Mechanism of asymmetric ovarian development in chick embryos2008

    • 著者名/発表者名
      Ishimaru, et. al.
    • 雑誌名

      Development 135

      ページ: 677-685

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ニワトリ性決定遺伝子の探索2008

    • 著者名/発表者名
      石丸善康, 亀吉岡秀文, 笠原恵, 他
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2008-12-11
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] ニワトリ性決定遺伝子の探索2007

    • 著者名/発表者名
      石丸善康, ら
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      横浜 国際会議場
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2018-03-28  

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