研究課題/領域番号 |
19040020
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
篠田 晃 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40192108)
|
研究分担者 |
藤永 竜太郎 山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30335723)
柳井 章江 山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (20284854)
國分 啓司 山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (00432740)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2008年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2007年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
|
キーワード | 内側視索前野 / 内側扁桃体 / エストロゲン / アンドロゲン / 脳内芳香化 / 免疫組織化学 / in situ hybridization / 斑点小体 |
研究概要 |
ラット脳内アロマテース(AROM)について、ADX+OCX後の性ホルモン投与実験を行い、胎生新生仔型ではアンドロゲンとエストロゲンの両者からup-regulationを受けるが, 若年成獣型ではタンパク発現は何れからも制御を受けず、AROMmRNA発現がステロイド処理の有無にかかわらずISHによっては検出できないことが示された。さらに卵巣由来AROMのKOマウスを用いた免疫組織化学法による実験の結果、胎生型(室周囲核、内側視索前野吻側部、腹内側核)と胎生新生仔型(内側視索前野、分界条床核主核、扁桃体内側核)ではタンパク質が発現しておらず、若年成獣型(分界条床核卵円核、扁桃体中心核)ではWTマウスと同様にAROM様タンパク質が発現していた。この結果、胎生型と胎生新生仔型では同じ遺伝子由来のAROMが時間特異的制御を受けていることが明らかになった。一方、若年成獣型は単なる抗体の非特異的な交差反応か、卵巣型とは異なる遺伝子由来の未知なAROMアイソザイムである可能性が示唆された。また、脳内で性ステロイド受容体と高い頻度で共存を示すstigmoid body(STB)はHAP1cDNAの細胞内導入により培養細胞の細胞質に封入体として出現し、アンドロゲン受容体だけでなくグルココルチコイド受容体のcDNA導入実験においても、結合親和性を示し、STBがストレス反応と生殖反応の両者の制御に関わることが示唆された。
|