研究課題/領域番号 |
19041014
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
嶋田 淳子 群馬大学, 医学部, 教授 (20211964)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
2008年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2007年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 寄生原虫 / 感染症 / トリパノソーマ / アポトーシス / 活性窒素 / 応用微生物 |
研究概要 |
これまでにTrypanosoma cruzi感染宿主細胞ではdeath receptorを介するアポトーシスが抑制され、宿主抑制因子cellular FLICE inhibitory protein(c-FLIP)が機能的にはたらいていることを明らかにしてきた。c-FLIPの発現上昇機構を解析する過程で本タンパク質がnitrosylationという分子修飾を受け、ユビキチン化による分解経路が抑制される可能性が示唆された。そこで原虫感染細胞におけるnitrosylationおよびアポトーシス抑制との関連について解析を行った。ヒト由来培養細胞HT1080にT. cruziを感染させ、biotin switch techniqueを用いてnitrosylationされたタンパク質の網羅的解析を試みた。その結果、感染細胞では複数のタンパク質が検出され、その中にはc-FLIP、カスペース-8が含まれていることが明らかとなった。次に、原虫感染における活性窒素産生とアポトーシスの関連を調べる目的で、T. cruzi感染細胞にiNOSの阻害剤であるL-NMMAを添加し、アポトーシス抑制が回復するかについて検討した。Fas抗体によりアポトーシスを誘導6時間後に、T. cruzi感染細胞では非感染細胞に比べアポトーシスは抑制されるが、L-NMMAを添加した場合には、感染細胞でアポトーシス抑制が部分的に回復することが示された。以上より、T. cruzi感染細胞では宿主細胞内で活性窒素の産生が起き、iNOS阻害剤によりアポトーシス抑制が回復することから、活性窒素が本抑制に関与している可能性が示唆された。
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