研究課題/領域番号 |
19041024
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三宅 健介 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60229812)
|
研究分担者 |
赤司 祥子 東京大学, 医科学研究所, 助教 (00325599)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2008年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2007年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
|
キーワード | 自然免疫 / Toll-like receptor / マウス |
研究概要 |
病原体センサーToll-like receptor(TLR)は病原体の膜を構成する糖脂質や核酸を認識し、迅速な炎症反応を誘導する。樹状細胞やマクロファージは複数のTLRを発現しており、病原体に対して、複数のTLRが同時に活性化されるが、その際に活性化を統合的に制御する機構はわかっていない。我々は、細胞内局在を制御する分子としてすでに報告したPRAT4A(Protein associated with TLR4)が複数のTLRの応答性を制御するのではないかという仮定に立って解析を進めた。PRAT4AはTLR4に会合し、その発現を制御するシャペロン活性を持った分子として同定されたが、ノックアウトマウスの結果から、TLR3を除くほとんどのTLRの応答性に必要な分子であることをすでに報告している。本年度は、PRAT4Aノックアウトマウスを用いて、PRAT4Aのヒトにおける1遺伝子多型とTLRの機能との関連を検討した。その結果、PRAT4Aの145番目のメチオニンをリジンに変える1遺伝子多型はTLR9の応答性は完全に消失するが、TLR2の応答性はほぼ保たれることが明らかとなった。PRAT4AとTLRとの機能的な関係は単一ではなく、個々のTLRによって異なることが明らかとなった。
|