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マラリア原虫人工染色体を用いた新実験システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19041048
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関鳥取大学

研究代表者

岩永 史朗  鳥取大学, 医学部, 講師 (20314510)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2008年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワードマラリア原虫 / 人工染色体 / 遺伝子ライブラリー / レポーターアッセイ
研究概要

申請者は既にネズミマラリア原虫(P.berghei)人工染色体を作製し、昨年度これを用いた新規レポーターアッセイシステムの開発に成功している。本年度はこれを用いて、マラリア原虫-人工染色体を宿主-ベクター系とした遺伝子ライブラリーを作製し、薬剤耐性遺伝子同定のためのパイロット実験を行った。まず、既知の遺伝子座に人工的に薬剤耐性遺伝子を組込んだネズミマラリア原虫を作製し、これよりゲノムDNAを抽出した。次にゲノムDNAを制限酵素消化後、アガロースゲル電気泳動し、薬剤耐性遺伝子が含まれると考えられるDNA断片を含むインサートDNAを調製した。続いてインサートDNAを人工染色体にライゲーションし、その後、エレクトロポレーション方により、原虫へ直接導入した。導入後、直ちに原虫をラットに接種し、その後、薬剤処理を行って、薬剤耐性遺伝子を含む人工染色体が導入された原虫のみをスクリーニングにより選択した。2回の試行を行った結果、いずれにおいても薬剤耐性原虫を選択することができ、また、選択された原虫内には薬剤耐性遺伝子が導入された人工染色体が導入されていることを確認した。以上の結果より、本実験系により、マラリア原虫-人工染色体を用いた遺伝子ライブラリーによって確実に薬剤耐性遺伝子をスクリーニングすることができることが示され、新たな実験法の開発に成功した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 学会発表 (3件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] Functional identification of the (syntenic) conserved centromere of Plasmodium2008

    • 著者名/発表者名
      S. Iwanaga
    • 学会等名
      Molecular Approach to Malaria 2008
    • 発表場所
      オーストラリア・ローン
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Plasmodium bergheiの人工染色体の開発2008

    • 著者名/発表者名
      岩永史朗
    • 学会等名
      第6回分子寄生虫・マラリア研究フォーラム
    • 発表場所
      愛媛県松山市
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Plasmodium bergheiへの新規遺伝子導入法の開発2007

    • 著者名/発表者名
      岩永史朗
    • 学会等名
      第76回日本寄生虫学会大会
    • 発表場所
      大阪府大吹田市
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [産業財産権] マラリア原虫人工染色体2009

    • 発明者名
      岩永史朗、油田正夫
    • 権利者名
      鳥取大学、三重大学
    • 産業財産権番号
      2009-051454
    • 出願年月日
      2009-03-05
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2018-03-28  

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