研究課題/領域番号 |
19041070
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
改正 恒康 独立行政法人理化学研究所, 生体防御研究チーム, チームリーダー (60224325)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2008年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2007年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 樹状細胞 / Toll様受容体 / 免疫アジュバント / I型インターフェロン / 樹状細胞サブセット |
研究概要 |
感染応答には、樹状細胞による核酸成分認識機構、特にI型インターフェロン(IFN)産生誘導機構が必須である。形質細胞様樹状細胞(PDC)と呼ばれる樹状細胞サブセットは、Toll様受容体(TLR)の中では、核酸成分を認識するTLR7, TLR9を選択的に発現しており、これらのTLR刺激により大量のI型IFN(IFN-α、IFN-β)を産生する。我々は、このI型IFNの産生誘導に、セリンスレオニンキナーゼIKKαが必須であること、IKKαは、転写因子IRF-7と会合し、リン酸化し、活性化させることにより、機能していることを明らかにした。さらに、PDC以外の樹状細胞(cDC)においても、IKKαがTLR7/9刺激によるIFN-β産生誘導に関与している一方、炎症性サイトカイン産生誘導には関与していないことを、ELISAおよびノザンブロットにより明らかにした。しかし、TLR4やRIG-I様受容体を介したIFN-β産生誘導にはIKKαは必須ではなかった。また、いくつかの遺伝子欠損マウスの解析から、IKKαは、樹状細胞サブセットを問わず、TLR7/9刺激によるI型IFN産生に必須の唯一の機能分子ではないかと考えられた。cDCにおけるIKKαの標的分子を現在解析中である。また、PDC優位に発現する遺伝子群の中から、I型IFNプロモーターを活性化すると考えられる遺伝子を同定することができたので、その分子の解析も進めている。
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