研究課題/領域番号 |
19044037
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
澤本 和延 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90282350)
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研究分担者 |
廣田 ゆき 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (00453548)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2008年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 脳室下帯 / 神経前駆細胞 / 新生ニューロン / βカテニン / Diversin |
研究概要 |
1. 成体脳脳室下帯における強制発現によるDiversin蛋白質の機能解析 : Diversin蛋白質は神経前駆細胞と新生ニューロンで発現する。そこでレトロウイルスを用いて、野生型Diversinを脳室下層の細胞において強制発現させ効果を調べた。その結果、脳室下帯で神経前駆細胞の数が減少し、新生ニューロンの数が増加した。また、脳室下帯で生じて嗅球へと移動・到達する新生ニューロンの数が増加した。このことから、Diversinは、b-catenin蛋白質分解を介して新生ニューロンの分化促進させる機能を持つことが示唆された。また、Diversinを構成するドメインのうち蛋白質結合ドメインであるPDZドメインを欠失させた変異体では、分化促進効果の一部が失われた。このことから、Diversin蛋白質はPDZドメインを介して神経前駆細胞から新生ニューロンへの分化を促進することが示唆された。 2. 機能阻害によるDiversin蛋白質の機能解析 : Diversinの機能を阻害するために、Diversinに対するshRNAを設計し、細胞レベルでその効果を確認した。このshRNAを上記と同様の手法を用いて脳室下帯に導入し、Diversinのノックダウン実験を行ったところ、新生ニューロンの分布に変化が生じた。この結果は、Diverslnがb-catenin蛋白質分解を介して新生ニューロンの分化過程に関与していることを示唆している。
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