研究課題/領域番号 |
19044039
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
綿田 裕孝 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60343480)
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研究分担者 |
藤谷 与士夫 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30433783)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2008年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 膵β細胞 / 糖尿病 / 骨髄移植 / VEGF-A / 血管内皮 / 膵ラ氏島 / インスリン / オートファジー / インスリン抵抗性 / 2型糖尿病 |
研究概要 |
(目的)骨髄移植により、膵β細胞容積が増加する現象が認められている。このメカニズムを解明する。(方法)C57BL6マウスにいろいろな条件下で骨髄液注入や放射線照射を行い、どのような手技が膵β細胞容積増加に必須であるかを検討した。また、我々の観察では、膵β細胞容積増加が認められる際には必ず、膵ラ氏島内の血管内皮細胞数の増加も認められていた。従って、膵ラ氏島の血管内皮細胞数の規定因子である膵β細胞におけるVEGF-Aの発現がこの現象に関わっている可能性がある。そのため、膵β細胞特異的VEGF-Aノックアウトマウスに骨髄移植を行ない膵β細胞容積が増加するか否かに関して検討した。 (結果)骨髄移植のさまざまな条件を検討した結果、全身へ放射線照射すれば、骨髄液注入を行わなくとも膵β細胞容積増加が認められることが明らかになった。一方で、骨髄のみ、あるいは、膵のみに放射線照射を行った群では、膵β細胞容積増加が認められなかったことから、全身の放射線照射が膵β細胞容積増加に必須でかつ十分であることが明らかになった。また、VEGF-Aノックアウトマウスでは、骨髄移植を行っても、膵β細胞容積の増加は認められないことが明らかになった。 (結論)骨髄移植による膵β細胞容積増加のためには、全身の放射線照射が必須でかつ十分であることが明らかとなった。さらに、この現象には膵β細胞に発現するVEGF-Aが必須と考えられた。
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