研究課題/領域番号 |
19201014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡邉 信 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (10132870)
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研究分担者 |
中嶋 信美 国立環境研究所, 生物圏環境研究領域, 室長 (20212087)
河地 正伸 国立環境研究所, 生物圏環境研究領域, 主任研究員 (80311322)
彼谷 邦光 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 特任教授 (40124341)
加藤 美砂子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (60272738)
宮下 英明 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (50323746)
白岩 善博 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (40126420)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2009年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2008年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2007年度: 17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
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キーワード | Botryococcus braunii / 炭化水素 / キャクタライゼーション / 培養株多型解析 / 炭化水素合成分子機構 / 炭化水素蓄積量変動要因 / 遺伝子発現解析 / 大量発生機構解明 / Botryococcus branunii / 分子鋳型 / SAMシンターゼ / ブルーム / 垂直分布 / 光合成活性 / 赤色光 |
研究概要 |
本研究は将来のBotryococcusを用いた石油代替資源開発に資するため、Botryococcus炭化水素生産代謝経路の生合成経路やその調節機構並びに大量増殖機構に関わる生物学的・化学的研究を行った。その結果、1)鉄成分が細胞やコロニーの形状、そしてオイル生産に与える影響が大きいこと、2)Botryococcusの63株の生産する主要炭化水素は直鎖アルケン型(race A)、トリテルペン型(race B)、テトラテルペン型(Race L)および上記3つの型のいずれにも属さない種々の構造のものが含まれるマルチ型タイプに分類されたこと、3)BOT-70はMEP経路を使ってテルペノイドを合成していること、4)炭化水素合成時にはSAMサイクルが活性化されていること、5)B.brauniiの大量発生には亜熱帯地域の夏季の成層形成・日照が重要であり、また窒素分濃度の高い水域にはB.brauniiはほとんど出現しないこと、6)細胞増殖が飽和する以上の光エネルギー(40μmol photons/m^2/s)が光合成生産を介して炭化水素生産等の物質生産に振り分けられていることが示された。
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