• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ニュートリノビームを用いた低エネルギーニュートリノ反応の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19204026
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関京都大学

研究代表者

中家 剛  京大, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50314175)

研究分担者 横山 将志  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (90362441)
早戸 良成  東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (60321535)
柴田 利明  東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (80251601)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
30,420千円 (直接経費: 23,400千円、間接経費: 7,020千円)
2008年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2007年度: 23,790千円 (直接経費: 18,300千円、間接経費: 5,490千円)
キーワード素粒子実験 / 放射線、X線、粒子線 / 加速器 / ニュートリノ / 原子核反応
研究概要

研究は全般にわたり予定通り順調に進んでいる。平成19年4月から、SciBooNE測定器の設置とコミッショニングを行い、6月から予定通りデータ収集を開始した。6月から8月まで反ニュートリノビームでデータ収集を行い5×10^<19>陽子ビームのデータを収得した。5月末にフェルミ研で開催された「ニュートリノ反応」に関する国際研究会NuInt07で、SciBooNEの最初のニュートリノ事象について報告した。それに続く、原子核の国際会議INPC2007で中家が、SciBooNE実験の現状について報告した。
夏に測定器の改善と保守点検を行い10月からはニュートリノビームモードでデータ収集を開始した。平成20年3月末までに、9.8×10^<19>陽子ビームデータをニュートリノモードで収集した。これは当初目標の10×10^<19>をほぼ達成したことを意味する。
実験期間中は、京都大学院生の平出、栗本、中島と東工大の武井の計4名が現地に滞在し、実験のデータ収集に責任を持った。そして、宇宙線データとLEDデータを使った検出器の較正を終了させた。また、東大宇宙線研の三塚が早戸の指導のもと、フェルミ研を訪れ、ニュートリノ反応シミュレータNEUTの改善を行った。物理解析としては、ニュートリノエネルギー測定に必要な荷電カレント準弾性反応と、そのバックグラウンドである共鳴1π生成反応の研究を重点的に進め,平成20年3月にフェルミ研で開催されたPAC(Program Advisory Committee)でその最初の結果を報告した。
また、フェルミ研でのニュートリノデータの収集と並行して、新型光検出器MPPCの開発を行った。MPPCがシンチレータの波長変換ファイバー読出し法に適した光検出器であることを示した。現在、SciBooNE実験に必要なMPPCの較正をおこなっている。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (2件)

  • [学会発表] SciBooNE (FNAL E954) -Toward precision measurements of neutrino-nucleus cross-sections2007

    • 著者名/発表者名
      中家 剛
    • 学会等名
      International Nuclear Physics Conference 2007
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-06-05
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/Neutrino/

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www-sciboone.fnal.gov/

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi