配分額 *注記 |
50,830千円 (直接経費: 39,100千円、間接経費: 11,730千円)
2010年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2009年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2008年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2007年度: 21,320千円 (直接経費: 16,400千円、間接経費: 4,920千円)
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研究概要 |
有機ボロン酸のホウ素上にマスキング基を導入し,ホウ素を保持して行う有機ボロン酸変換反応の開発を行った。1, 8-ジアミノナフタレンは極めて効果的な保護基として機能し,特に鈴木-宮浦カップリング反応において有効に機能した。これに基づいて,オリゴアレーン類の反復合成法,オリゴアレーンデンドロンの迅速合成,オリゴフェニレンビニレン類の反復合成法を開発した。また,一方のホウ素上に同保護基を有するジボロン反応剤を新たに開発し,アルキンに対する付加反応において,段階的なクロスカップリングに利用することができる非対称ジボリルアルケンが位置選択的に得られることを見出した。2-(5-ピラゾリル)アニリンや,アントラニルアミドがアリールボロン酸のホウ素上での着脱が可能なオルト配向基として働き,ルテニウム触媒オルト位シリル化を進行させることを見出した。後者のマスキング基は,鈴木-宮浦カップリングにおける保護基としても機能した。
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