糖質代謝・脂質代謝のバランスの季節性と地域性

• 研究課題/領域番号: 19207020
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生理人類学
• 研究機関: 大阪市立大学
• 研究代表者: 曽根 良昭 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 教授 (60145802)
• 研究分担者: 廣田 直子 松本大学, 人間健康学部・健康栄養学科, 教授 (60218857)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 23,140千円 (直接経費: 17,800千円、間接経費: 5,340千円); 2009年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円); 2008年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2007年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
• キーワード: 代謝バランス / 呼吸商 / 呼気中水素ガステスト / 基礎代謝 / 季節性 / 糖質代謝 / 脂質代謝 / 食物摂取 / 食物摂取頻度調査 / 季節変化 / 食事摂取

研究概要

日本・大阪、ポーランド・ポズナンに観られた糖質の消化・吸収効率の季節変化は熱帯タイ・チェンマイでは観られなかった。夜間絶食後・朝空腹時に於ける糖質と脂質の代謝バランスを示すRQ値(呼吸商)は日本において有意な季節変化を示し、秋～冬季に上昇し(糖質代謝が優位)、夏季において低下(脂肪代謝が優位)することが分かった。ポーランドに於いては有意な季節変化は観られなかったが、日本と同様な傾向が観られた。タイでは季節変化は観られなかった。また食事摂取調査の結果、糖質と脂質の摂取比率には3カ国とも季節変化は観られなかった。

研究成果

• [雑誌論文] Seasonal Variation in Amot ofUnabsorbedDietary Carbohydrate from the Intestine after Breakfast in Young Female Thai Subjects-Comparison with that of Japanese Subjects (2010)
  • 著者名/発表者名: Yuki Tsumura, Luksana Makonakwkeyoon, Porn-ngarm Limtrakul, Naoko Hirota, Yoshiaki Sone
  • 雑誌名: Journal of Physiological Anthropology 29(4)(印刷中)
  • 査読あり
• [学会発表] タイ・チェンマイに於ける若年女子の糖質吸収効率の季節変化について-日本、ポーランドとの比較- (2009)
  • 著者名/発表者名: 津村有紀、廣田直子、D. RUTKOWSKA、P. LIMTRAKUL、L. MAKONAKWKEYOON、曽根良昭
  • 学会等名: 第60回日本生理人類学会大会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2009-06-06
• [学会発表] 大阪に於ける女子学生のRQ(呼吸商)の季節変化について-食物摂取 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂口知子、広田直子、熊谷晶子、松尾清流、賀川寛子、曽根良昭
  • 学会等名: 体脂肪率変化との関連-第60回日本生理人類学会大会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2009-06-06
• [学会発表] タイ・チェンマイに於ける若年女子の糖質吸収効率の季節変化について-日本、ポーランドとの比較- (2009)
  • 著者名/発表者名: 津村有紀、廣田直子、Danuta RUTKOWSKA、曽根良昭
  • 学会等名: 日本生理人類学会第60回大会
  • 発表場所: 北海道大学・学術交流会館
  • 年月日: 2009-06-06
• [学会発表] 大阪に於ける女子学生のRQ(呼吸商)の季節変化について-食物摂取、体脂肪率変化との関連- (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂口知子、広田直子、曽根良昭
  • 学会等名: 日本生理人類学会第60回大会
  • 発表場所: 北海道大学・学術交流会館
  • 年月日: 2009-06-06
• [備考]
  • URL: http://www.geocities.jp/sonelab/