研究課題/領域番号 |
19209025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
竹下 治男 島根大学, 医学部, 教授 (90292599)
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研究分担者 |
安田 年博 福井大学, 医学部, 教授 (80175645)
高塚 尚和 島根大学, 医学部, 准教授 (40242490)
藤原 純子 島根大学, 医学部, 助教 (20346381)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
33,410千円 (直接経費: 25,700千円、間接経費: 7,710千円)
2010年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2008年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2007年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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キーワード | DNase / 疾患感受性遺伝子 / DNase I / 心筋梗塞 / DNASE1*1 / DNASE1*2 / 遺伝的多型形質 / 多型 / DNASE1^*1 / DNASE1^*2 / DNASE1 / 癌 / 民族頻度分布 / Database / 遺伝的多型 |
研究概要 |
心筋梗塞(MI)と病態生理学的な関連性を示すデオキシリボ核酸分解酵素I (DNase I)は遺伝的多型形質であり、我々は以前Gln222ArgとMIの関連について報告した。DNase I遺伝子exon内には多数のSNP部位が同定されているが、多型性の確認を含め、詳細な集団調査はなされていない。本研究ではDNase I遺伝子exon内のGln222Arg他18SNP部位の頻度分布を広範囲な民族について精査した。日本人、韓国人、中国人、モンゴル人、チベット人、ネパール人、スリランカ人、ベトナム人、トルコ人、ガーナ人、ナミビアオバンボス人および南アフリカコーサ人のDNA(計約2500人)を用いた。今回、NCBI Variation Database(dbSNP)で検索されたDNASE1exon内の19SNP部位について、PCR-RFLP法などを用い、遺伝子型を判定した。我々は以前に、DNase I Gln222Arg多型の頻度分布には民族間差が存在することを報告した。今回、初めてDNASE1exon内SNP19部位(非同義置換型:12部位、同義置換型:7部位)の多型検査を施行したところ、アジア人では18SNP部位全てで多型性を有さず、Gln222Argのみ多型性を有することが明らかとなった。アフリカ人では、Gln222Arg以外に多型性を有するものが3部位(Arg-19Ser;Arg105Gly;Leu186Leu)見出されたが、いずれもGln222Argとの連鎖は認められなかった。従って、DNase I遺伝子について、アジア人はアフリカ人に比して遺伝的多様性に乏しいことが明らかになった。
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