研究課題/領域番号 |
19209027
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
渡辺 守 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 教授 (10175127)
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研究分担者 |
竹田 潔 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20309446)
半田 宏 東京工業大学, 生命理工学研究科, 教授 (80107432)
土屋 輝一郎 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (40376786)
永石 宇治 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 寄附講座教員 (60447464)
深尾 太郎 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, メティカルフェロー (20401127)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
49,010千円 (直接経費: 37,700千円、間接経費: 11,310千円)
2009年度: 14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2008年度: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2007年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
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キーワード | 腸管再生 / Wntシグナル / Notchシグナル / Atoh1 / 炎症性腸疾患 / Wnt / Notch |
研究概要 |
本研究では当初の研究計画に示した項目につき、下記に示すごとく大きな研究成果が得られた。1)炎症性腸疾患における慢性炎症粘膜ではNotchシグナルが亢進しておりHes1の高発現も明らかとし、Notchシグナルが炎症時の細胞増殖を促進することが粘膜構築に必要な刺激である事が判明した。2)腸管上皮由来細胞株にテトラサイクリン誘導Notch発現系を確立しNotch刺激による遺伝子発現変化を網羅的に解析したところ、Hes family遺伝子群の中でもHes1が未分化機構と密接に関連することを明らかとした。3)杯細胞分化に必須である転写因子であるHath1がHes1により直接転写レベルにて抑制されることを明らかとた。またHes1がHath1のプロモーター領域に直接結合することおよびその結合部位の同定にも成功した。以上より慢性炎症状態でのシグナル異常による細胞増殖、分化形質発現制御機構を明らかとし、その分子機構を標的とした腸管細胞分化誘導を確立するなど多大な成果を挙げた。
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