研究課題/領域番号 |
19300019
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
西村 浩二 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (90263673)
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研究分担者 |
岸場 清悟 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (30274137)
田島 浩一 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (50325205)
近堂 徹 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (90437575)
相原 玲二 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 教授 (50184023)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2008年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2007年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | セキュア・ネットワーク / 移動透過通信 / エッジモビリティ / 利用者認証 / ポリシーローミング |
研究概要 |
本年度は平成19年度の検討結果に基づいて、以下の要素技術およびそれらを組み合わせたプロトタイプシステムの開発を行った。 1.エッジモビリティを実現する利用者認証機能付き情報コンセントシステムの開発 ルータのWAN側インタフェースに移動透過通信機能を持つMAT対応情報コンセントシステム MAT-PortGuardの開発を行った。MAT-PortGuardでは、ローカル側インタフェースのMACアドレスおよびIPアドレスを複数の装置間で共有する(同一のアドレスを付与する)ことで、MAT対応でない従来端末であっても、通信相手(MAT対応である必要あり)との接続を維持したままMAT-PortGuard間を渡り歩くことが可能となる。研究発表では、デモンストレーションなどを行った。 2.ポリシーに基づいてルーティングおよびアドレス変換を行うゲートウェイの開発 MAT-PortGuardとMAT対応でない通信相手端末との間に入り、MAT-PortGuardの移動透過通信を可能とするために使用するゲートウェイの設計を行った。このゲートウェイは、Mobile IPにおけるホームエージェントと同等の役割を担うものである。 3.端末の移動に伴って情報を更新・管理する情報管理システムの開発 MAT-PortGuardでは、IPアドレスの対応情報だけでなく、認証情報なども外部の情報管理システム(IMS: Information Mapping Server)で管理を行う。プロトタイプシステムでは、認証情報の管理を簡素化した形で実装を行った。 4.ドメイン間で利用者認証情報の連携を行う認証システムの開発 Eduroamなどの既存の認証システム連携機構のほか、シングルサインオン(SSO)システムとの連携の 検討を行った。IdP(Identity Provider)を構築し、他組織との認証連携についての検証を行った。上記のほか、IPv4環境においてもIPv6と同様な手法で移動透過通信を可能とするための検討を行い、MATv4for Windowsの開発および動作検証を行った。また国内外の学会などにおいてこれらの研究成果についての研究発表を行った。
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