配分額 *注記 |
8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2008年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2007年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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研究概要 |
難治てんかん原性病巣における病態形成機序を知る目的から, てんかん焦点として外科的に切除されたFCDとTSCの脳組織を対象に, 細胞内情報伝達経路関連蛋白の発現と翻訳後修飾を解析した. その結果, FCDではp-S6を介した蛋白合成系が活性化しており, TSCとは異なった病態形成機序があると考えられた. FCDとTSCの脳組織を対象に, 急性脳スライス標本を作製し病態生理学的解析を試みた。FCDおよびTSCの結節周囲では, 電気刺激により惹起された興奮が刺激中断後も持続し, 対象に比し遷延する傾向が認められた. 一方TSCの結飾部では同興奮は刺激中断後には速やかに減衰し, ベースラインに回帰した. 両者のepileptogenicityは異なるものと考えられた.
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