研究課題/領域番号 |
19300137
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | (財)東京都医学研究機構 |
研究代表者 |
齊藤 実 財団法人東京都医学研究機構, 東京都神経科学総合研究所, 副参事研究員 (50261839)
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研究分担者 |
宮下 知之 (財)東京都医学研究機構, 東京都神経科学総合研究所, 研究員 (70270668)
堀内 純二郎 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 准教授 (80392364)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2008年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2007年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 老化 / 学習記憶 / 遺伝子 / ショウジョウバエ / プロテオミクス / 加齢性記憶障害 / 脳神経 / cAMP |
研究概要 |
加齢による学習記憶力の低下(加齢性記憶障害)は脳老化の重要な表現型である。我々は世界で初めてとなる加齢性記憶障害の特異的な抑制変異体DC0/+を単離し、PKA活性が加齢性記憶障害を発生させることを明らかにした。本研究では加齢性記憶障害と相関するタンパクの動態をプロテオミクス解析により調べた。その結果、Pyruvate Carboxylase (PCx)に高いホモロージーを持つCG1516によりコードされるタンパクの発現動態とリン酸化動態に加齢性記憶障害との高い相関を見出した。CG1516の機能欠失型変異体を用いて加齢性記憶障害を調べたところ、顕著な加齢性記憶障害の抑制がみられた。さらにPKAの過剰発現による加齢性記憶障害様の記憶障害が、CG1516の機能欠失型変異体ではみられなかった。以上の結果から、加齢に伴うPKA依存性のPCxの活性上昇が加齢性記憶障害の原因であることが示唆された。
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