研究課題/領域番号 |
19300143
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉山 文博 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (90226481)
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研究分担者 |
國田 智 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (10195472)
深水 昭吉 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (60199172)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2010年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2009年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2008年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2007年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | NZOマウス / 量的形質遺伝子座 / 高血圧 / 肥満 / 糖尿病 / メタボリックシンドローム / 疾患モデル / マウス / コンソミック / QTL / メタポリックシンドローム |
研究概要 |
NZO/HILtJマウスはメタボリックシンドロームを発症するが、C3H/HeJマウスは発症しない。我々はNZO/HILtJマウスより複数の肥満、糖代謝異常および高血圧に連鎖する量的形質遺伝子座(QTL)を同定した。メタボリックシンドロームの発症機構解明に有用なモデル動物作製のため、NZOマウスの第7、第12及び第17染色体をC3Hマウスのそれらに置換したNZO/HILtJ-Chr 7^<C3H/HeJ,>NZO/HILtJ-Chr 12^<C3H/HeJ>およびNZO/HILtJ-Chr 17^<C3H/HeJ>コンソミックマウス3系統の作製に成功した。これら3系統のコンソミックマウスについて肥満、糖代謝および血圧について検討したところNZO/HILtJマウスと有意な差が見られなかった。NZO/HILtJマウス第7、第12及び第17染色体には単独でNZO/HILtJマウスのメタボリックシンドローム発症に関わる遺伝子は存在しないことが明らかとなった。さらに我々はNZO/HILtJマウス繁殖支持系統においてトランスポゾン媒介によるFgf5欠損自然発生変異マウスを発見した。Fgf5はヒト高血圧と強く連鎖することより、今後高血圧やメタボリックシンドロームの基礎研究におけるモデルマウスとなる可能性が期待された。
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