研究課題/領域番号 |
19300305
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松倉 公憲 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (80107341)
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研究分担者 |
松崎 浩之 東京大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (60313194)
八反地 剛 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (00418625)
青木 久 大東文化大学, 経営学部, 講師 (30423742)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2008年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2007年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 地形 / 風化 / 石灰岩 / 削剥 / カルスト地形 / 風化速度 |
研究概要 |
カルサイトに生成される原位置宇宙線生成放射性核種の^<36>Clを用い,石灰岩の長期にわたる削剥速度を見積もることを目的とした.日本各地の亜寒帯から温帯の7つのカルスト地域において,ピナクル頂部から5cm深部までの岩石試料を採取した.^<35>Clのキャリアを加えた加速器質量分析によりカルサイト中の^<36>Cl濃度を計測した.得られた核種濃度は10^5-10^6 atom g^<-1>であり,カルスト表面は10万年以上にわたり物理的・化学的プロセスをうけて削剥されてきたことを示した.削剥速度は20-60mm kyr^<-1>と見積もられ,中知日本で最小になった.この傾向は,削剥には化学的溶食と物理的風化(凍結破砕)の両方のプロセスが関与しており,各地域の平均気温,降水量,凍結-融解日数などの要因が重要であることを示唆している.
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