研究課題/領域番号 |
19320047
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
冨山 太佳夫 青山学院大学, 文学部, 教授 (70011377)
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研究分担者 |
川津 雅江 名古屋経済大学, 法学部, 教授 (30278387)
大石 和欣 名古屋大学, 文学研究科, 准教授 (50348380)
梅垣 千尋 青山学院女子短期大学, 英文学科, 准教授 (40413059)
吉野 由利 一橋大学, 法学部, 講師 (70377050)
山口 みどり 大東文化大学, 法学部, 准教授 (00384694)
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連携研究者 |
高橋 和久 東京大学, 文学部, 教授 (10108102)
川島 昭夫 京都大学, 総合人間学部, 教授 (00128779)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)
2009年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2008年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2007年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 女性 / 近代イギリス / 公共圏 / ジェンダー / セクシャリティ / 言説 / セクシャリティー |
研究概要 |
18世紀後半から19世紀前半にかけてのイギリスにおいて、社会の多様化や消費文化の進展、国外への帝国主義的覇権の伸長が起こった結果、イギリス国内にいる女性にとっても公共圏が複層的、複次元的に展開していった。「私/公」の境界線は、ジェンダーによってはもとより、社会階層によっても、また家族構成によっても、まったくそうなる形で形成され、その複層性・多元性の実態を文学および歴史資料の中から精査した。同じ女性であっても状況によって複数の境界線が存在し、意識されていたのであり、さらにはその境界線自体が明瞭なものではなく、曖昧なグレイ・ゾーンであったことである。Mary WollstonecraftやCharlotte Smithのような女性とHannah MoreやJane Austenそれぞれが、一定の範囲内であいまいな「公共圏」を想定し、そこに共存しつつも、消費、政治、宗教、情報、地域といった様々な領域において異なるpublic/privateの境界線を意識し、言説として公表してきた。全体として、家庭イデオロギーが19世紀初頭にかけて支配的になっていくのは明らかであるが、しかしその状況において女性たちは異なる「公/私」の境界線上を往還運動していたのである。
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