研究課題/領域番号 |
19330043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
関 源太郎 九州大学, 経済学研究院, 教授 (60117140)
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研究分担者 |
高 哲男 九州産業大学, 大学院・経済・ビジネス研究科, 教授 (90106790)
姫野 順一 長崎大学, 環境科学部, 教授 (00117227)
岩下 伸朗 福岡女学院大学, 人間関係学部, 教授 (50203378)
荒川 章義 九州大学, 大学院・経済学研究院, 准教授 (50304712)
江里口 拓 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (60284478)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2010年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2009年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2008年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 20世紀 / イギリス / 経済社会改良思想 / ニュー・リベラリズム / ニュー・レイバー / 社会改良思想 |
研究概要 |
20世紀イギリスの経済社会改良思想は、19世紀末に古典的リベラリズムの時代的限界を打破するべく登場したニュー・リベラリズムの形成とその後の戦前・戦後における多様な展開、1980年代の一時的消失、20世紀末の再生という動的過程を基軸に理解することができる。その際、特に注目すべきは、(1)ニュー・リベラリズムの形成はリッチーの社会進化論が大きな契機となったこと、(2)その展開は戦前・戦後期のマーシャル、ピグー、トーニー、ウェッブ夫妻、ケインズらの経済社会改良思想にも伺うことができること、(3)1980年代サッチャー政権下で消失した観を呈した経済社会改良思想におけるニュー・リベラリズムの伝統は、サッチャー政権の諸政策を推し進めようとしたメジャー保守党政権が新たに提起した市場への政府介入を推し進め、新らたに変化した時代環境に適用したニュー・レイバー労働党政権によって1990年代末に再生されたということである。
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