研究課題/領域番号 |
19330105
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
山根 真理 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20242894)
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研究分担者 |
上野 加代子 徳島大学, 大学院・ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 (50213377)
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科 (90194571)
中筋 由紀子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60303682)
長坂 格 広島大学, 大学院・総合科学研究科 (60314449)
藤田 道代 大手前大学, 現代社会学科, 教授 (00219023)
宮坂 靖子 奈良大学, 社会学部, 教授 (30252828)
山本 かほり 愛知県立大学, 教育福祉学部 (30295571)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2009年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2008年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2007年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | ライフコース / アジア社会史 / 家族イベント |
研究概要 |
本研究の目的は、東アジア・東南アジア諸地域における高齢者のライフコースを、家族イベントに着目して明らかにし、それを20世紀の社会変動とのかかわりで考察することによって、20世紀のアジア史を理解することである。家族イベントのなかでも特に、妊娠・出産、家事、育児、介護など、「女性の経験」を重視して調査研究を行う。調査方法は質問紙調査およびインタビュー調査である。 4カ国、5地域で同一の質問紙を用いたライフコース調査を実施した。対象者は1920-40年代生まれの人々である。中国(大連)223票、韓国(ソウル、テグ)197票、フィリピン(州都ラワッグ市他)75票、日本(名古屋)81票のデータを収集した。第一次分析によって、各地域におけるライフコースと社会変動に関する考察を行った。 インタビュー調査は、高齢者を対象に20世紀の歴史と人生の重なりを焦点にするものと、グローバル化がすすむ現代社会における国際移動とライフコースの関連を焦点にしたものに大別できる。インテンシブ・インタビューのデータの分析によって、20世紀アジアにおける西欧近代的家族・ジェンダー規範の浸透と社会階層の関連や、21世紀の現在におけるトランス・ナショナル化するライフコースの諸相が明らかになった。 上記のような研究知見に加えて、中国、韓国の共同研究者を招聘しての国際セミナーの開催など、研究成果の還元という点でも社会的な貢献を果たした。
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