研究課題/領域番号 |
19350004
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
戸野倉 賢一 東京大学, 環境安全研究センター, 准教授 (00260034)
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研究分担者 |
富田 賢吾 東京大学, 環境安全本部, 助教 (70422459)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2009年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2008年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2007年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | ラジカル反応 / レーザー分光 / ヒドロペルオキシラジカル / 錯体生成 / HO2 |
研究概要 |
本研究は、大気化学で重要なヒドロキシペルオキシラジカル(HO_2)およびアルキルペルオキシラジカル(RO_2)の実大気環境下での高感度検出法の開発及びラジカル錯体生成機構の解明を目指した。HO_2は紫外、近赤外、中赤外域に吸収がある。紫外の吸収断面積が10^<-18>cm^<-2>と非常に強いが、他の分子の干渉が問題となる。本研究では、これまでに行われていない中赤外域でのHO_2の検出による速度論研究を行った。HO_2のν_3振動バンドの吸収による検出を試みるため9.4μm帯の量子カスケードレーザーを光源としたHO_2検出を行った。光路長40cmにおいても10^<12>molecules cm^<-3>の高感度で計測できることを確認した。また。水や雰囲気ガスなどの大気との相互作用を調べる上で、吸収の圧力広がり係数を決定し、本計測手法が実大気環境下でのHO_2の錯体生成反応における速度論研究で有用であることが確認された。RO_2については、可視域でのキャビティーリングダウン分光法によりC_2H_3O_2とC_6H_7O_2について反応過程を明らかにした。
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