配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2009年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2008年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2007年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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研究概要 |
キラル官能基を有する光学分割剤として,各種チオホスホン酸,チオホスフィン酸を開発した。これらの光学分割剤は,ラセミのアミン類,アミノアルコール類に対して,それぞれに特徴的な分割能を有していることが分かった。また,X-線結晶構造解析の結果,難溶性ジアステレオマー塩の安定化に寄与する相互作用として,水素結合相互作用,CH/π相互作用,van der Waals相互作用の他にハロゲン相互作用が重要な役割を果たすことが分かった。一方,キラルな第3級アミノ基を有する化合物の構築も比較的容易であり,光学分割剤としての利用の可能性が示唆された。
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