研究課題/領域番号 |
19350084
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 行男 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (90109059)
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研究分担者 |
多喜 正泰 京都大学, 大学院・地球環境学堂, 助教 (70378850)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)
2008年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2007年度: 15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
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キーワード | 生体認識・機能化学 / センサー / 希土類蛍光ラベル剤 / エネルギー移動 / タンパク質 / 特異的認識 / 時間分解蛍光 / 一分子計測 / ペプチドタグ / トロポニンC / ジアステレオマー / 蛍光偏光測定 / 二官能基性 / 希土類 |
研究概要 |
本研究課題では筋収縮弛緩機構の解明を目指し、トロポニンCの-分子計測を可能とする新規なプローブ分子の開発を進めてきた.まず、二官能性蛍光ラペル剤の開発については、二官能基型蛍光ラベル剤BRhoおよびBrosを設計・合成した. HPLCや1H-HMRの解析からBRhoではカルボキシ基の向きにより水素結合様式が変化するため、物性の異なる2つのラベル化タンパク質が生成することがわかった.一方、Brosではタンパク質結合後に一様なコンフォメーションをとることがわかり、蛍光ラベル化剤としてより優れた性質を有することがわかった.次に、タンパク質希土類蛍光ラベル剤の開発を行った.まず、非天然のアミノ酸配列(ペプチドタグ)を特異的に認識する希土類錯体を合成した.本錯体は亜鉛イオンを介してポリアスパラギン酸と錯形成し、ペプチドタグ中のトリプトファン側鎖から希土類中心へのエネルギー移動が効率よく進行することで、希土類の発光が遅延蛍光成分として観測されることがわかった.
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