植物側生器官の傾斜屈性の生理学的、分子遺伝学的研究

• 研究課題/領域番号: 19370013
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 植物生理・分子
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 山本 興太朗 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (80142008)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円); 2008年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円); 2007年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
• キーワード: 傾斜屈性 / 植物の側生器官 / 屈地性 / 横地性 / オーキシン / オーキシン極性輸送 / 側根 / アミロプラスト

研究概要

傾斜屈性を示すシロイヌナズナ突然変異体hy5 の側根を用いて、傾斜屈性が生ずる機構を調べた。その結果、側根では成長とともに根端のオーキシン濃度が低下し、それに従って成長方向が傾斜方向から下方へ転換するが、hy5 ではオーキシン濃度の低下が遅れる結果、野生型より長い間、傾斜屈性が維持されるとみられる。また、hy5 側根傾斜屈性を抑制する遺伝子座の位置を5番染色体の下腕、14遺伝子を含む領域にまで絞り込んだ。

研究成果

• [学会発表] Contribution of a mechanism sensingapical-basal component of gravity, Aux/IAA signaling to plagiotropism of lateralroots in Arabidopsis thaliana. Plant Biology2009 (2009)
  • 著者名/発表者名: Matsuzaki, J., Watahiki, M. K., Yamamoto, K. T
  • 学会等名: Annual meeting of American Society of Plant Biologists
  • 発表場所: Honolulu
• [学会発表] オーキシン定量技術--理研ホルモノーム研究の紹介-- (2009)
  • 著者名/発表者名: 軸丸裕介、松崎潤、花田篤志、杉山真樹、笠原博幸、瀬尾光範、山口信次郎、山本興太朗、神谷勇治
  • 学会等名: 第50回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 根の伸長方向に着目したシロイヌナズナ根系パターン形成の分子機構の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松崎潤、綿引雅昭、軸丸裕介、神谷勇治、山本興太朗
  • 学会等名: 定量生物学の会第1回年会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 根の伸長方向に着目したシロイヌナズナ根系パターン形成の分子機構の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松崎潤、綿引雅昭、軸丸裕介、神谷勇治、山本興太朗
  • 学会等名: 定量生物学の会第1回年会
  • 発表場所: 東京都目黒区
• [学会発表] オーキシン定量技術-理研ホルモノーム研究の紹介- (2009)
  • 著者名/発表者名: 軸丸裕介、松崎潤、花田篤志、杉山真樹、笠原博幸、瀬尾光範、山口信次郎、山本興太朗、神谷勇治
  • 学会等名: 第50回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 名古屋市
• [学会発表] シロイヌナズナ側根の傾斜屈性を制御する遺伝子の同定およびオーキシン関連因子の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松崎潤、綿引雅昭、山本興太朗
  • 学会等名: 日本植物学会第72回大会
  • 発表場所: 高知
• [学会発表] Genetic andphysiological studies on plagiotropism oflateral roots in Arabidopsis (2008)
  • 著者名/発表者名: Matsuzaki, J., Watahiki, M. K., Jikumaru, Y.,Kamiya, Y., Yamamoto, K. T
  • 学会等名: 55th NIBBConference "Frontiers of Plant Science in the 21st Century"
  • 発表場所: Okazaki
• [学会発表] A statistical analysis of relationshipbetween root growth traits and expression ofan auxin-responsive gene to unravelmolecular mechanism of plagiotropism oflateral roots in Arabidopsis thaliana (2008)
  • 著者名/発表者名: Matsuzaki, J., Watahiki, M. K., Yamamoto, K. T
  • 学会等名: The 9th International Conference on Systems Biology
  • 発表場所: Goteborg
• [学会発表] シロイヌナズナ側根の傾斜重力屈性の生理学的および分子遺伝学的解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松崎潤、綿引雅昭、山本興太朗
  • 学会等名: 第49回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] A statistical analysis of relationship between root growth traits and expression of an auxin? responsive gene to unravel molecular mechanism of plagiotropism of lateral roots in Arabidops is thaliana (2008)
  • 著者名/発表者名: Matsuzaki, J., Watahiki, M. K., Yamamoto, K. T.
  • 学会等名: The 9th International Conference on Systems Biology
  • 発表場所: Goteborg, Sweden
• [学会発表] Genetic and physiological studies on plagiotropism of lateral roots in Arabidopsis (2008)
  • 著者名/発表者名: Matsuzaki, J., Watahiki, M. K., Jikumaru, Y., Kamiya, Y., Yamamoto. K. T.
  • 学会等名: 55th NIBB Conference "Frontiers of Plant Science in the 21st Century"
  • 発表場所: 愛知県、岡崎市
• [学会発表] シロイヌナズナ側根の傾斜屈性を制御する遺伝子の同定およびオーキシン関連因子の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松崎潤、綿引雅昭、山本興太朗
  • 学会等名: 日本植物学会第72回大会
  • 発表場所: 高知市
• [学会発表] シロイヌナズナ側根の頒斜重力屈性の生理学的および分子遺伝学的解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松崎潤
  • 学会等名: 第49回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 札幌市
• [備考]
  • URL: http://bio2.sci.hokudai.ac.jp/bio/keitail/kty/indcx.htm